宅地造成(田んぼ埋め立て)にかかった費用は?見積もりを公開します

土地関連

我が家は宅地造成(田んぼを埋め立て)を行い新築しました。
契約したユニバーサルホームに造成工事を頼むこともできましたが、金額が高かったので私が直接、宅地造成業者に工事を依頼しております。

今回は宅地造成にかかった費用や経緯なども含めて詳細を書きます~♪

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宅地造成工事を行った土地(田んぼ)について

我が家は昔兼業農家だったので、田んぼをいくつか所有しています。
もともとどこかの宅地を買う予定だったんですが、子育てのことを考えてその中の実家横の田んぼを埋め立てることにしました。
埋め立てた田んぼの面積は約69坪(縦19m×横12m)
もちろん農地を宅地造成するのに必要な農地転用分筆登記も事前に済ませてます。
なおこの田んぼは農業振興地域内ではなかったため、農振地域除外等の手続きは行っておりません。

 

造成前には家の間取りも決まっており(延床面積37坪の総二階)、埋め立てた面積もユニバーサルホームの担当者の意見等を聞きながら自分で決めました。

埋め立て前と後の土地はこんな感じ。写真の左側が実家です。
埋め立てる前の田んぼ

田んぼを埋め立てた後の宅地
埋め立てた高さは、奥の方が田んぼの地盤面から1m、道路から65cm高くなっております。
道路よりも高くした理由は水害対策ため。詳しくは後述してます。

家を建てる場所の南側3mぐらいから手前道路までだんだん低くなり、駐車場用のため斜面に。

宅地造成(田んぼ埋め立て)にかかる費用について

宅地造成前にもらった見積書、造成完了後の請求書、その他宅地造成に関する費用について聞いたことなど詳細を書きます。

宅地造成費用の見積もり

見積書1枚目

田んぼの埋め立て費用の見積書1

内容数量単位単価金額
床堀り、基礎砕石165,00065,000
基礎コン型枠、生コン打設1135,000135,000
L型擁壁 H-1200認定品 L=50m1743,200743,200
L型擁壁据付50m3,500175,000
コーナー切り合せ130,00030,000
山土盛土、均し、転圧2361,600377,600
BH・ローラー運搬費150,00050,000
諸経費1157,200157,200
小計(税抜)1,733,000
消費税(8%)138,640
合計1,871,640

 

続いて見積書2枚目

田んぼの埋め立て費用の見積書2

内容数量単位単価金額
床堀り、基礎砕石165,00065,000
基礎コン型枠、生コン打設1135,000135,000
L型擁壁 H-1200認定品 L=50m1654,400654,400
L型擁壁据付50m3,500175,000
コーナー切り合せ130,00030,000
山土盛土、均し、転圧2361,600377,600
BH・ローラー運搬費150,00050,000
諸経費1157,000157,000
小計(税抜)1,644,000
消費税(8%)131,520
合計1,775,520

1枚目が計1,871,640円(税込)
2枚目が計1,775,520円(税込)

見積書2枚の違いは「L型擁壁が、宅地造成用宅地造成用ではないか」です。
1枚目が宅地造成用L型擁壁の見積書、2枚目が宅地造成用ではないL型擁壁の見積書となっております。

宅地造成用の方が地震等の災害が起きた時に強いとのこと。
10万しか変わらなかったので、最終的に宅地造成用のL型擁壁を選び家を建てました。

諸費用がなぜか200円違いますが気にしません(笑
内訳を書きます。

床堀り、基礎砕石

田んぼの土の下の固い地盤を掘る作業。
L型擁壁をそのまま田んぼの固い地盤に置くわけにはいかないので(擁壁がズレるから)、擁壁設置用のコンクリを流し込むため地盤を掘ります。

金額65,000円

基礎コン型枠、生コン打設

これは言葉の通りそのままです。
地盤を掘った後、L型擁壁の形に合わせてコンクリートを流し込みます。

コンクリートを綺麗な形にするため流し込む部分を木枠等で固定されます。

金額135,000円

L型擁壁 H-1200 L=50m

さきほど説明した通り、宅地造成用とそうではないもので値段が変わります。

宅地造成用L型擁壁の金額     743,200円
宅地造成用ではないL型擁壁の金額 654,400円

ちなみに単価は宅地造成用が1mあたり14,864円、宅地造成用ではないものが13,088円

 

「H-1200」は高さが1.2mということを表しています。

我が家の田んぼは、道路面から45cm低い場所に固い地盤があります。
また30年前に近くの川が氾濫し、建て直す前の実家が床下浸水の被害に遭いました。
そういった経緯より地盤を1mほど嵩上げするため、1.2mのL型擁壁となっております。

次に「L=50m」は長さを表しています。

最初に書きましたが、埋め立てる土地の面積は「縦19m×横12m=約69坪」です。
そして、道路以外の2面が田んぼ、1面が畑と接しています。
その3面に対してL型擁壁を設置するので「19m+12m+19m=50m」ということですね。

 

なお設置したL型擁壁は、株式会社ヤマウの「NNCニューノーマルクリフⅡ」というものです。(2019年10月1日現在、販売中止になってるっぽいです)。

L型擁壁据付

上記の長さ50m分のL型擁壁を設置するので、その据付費用になります。
さきほどもお伝えしたようにそのまま田んぼに置いてしまうと、振動などによってずれてくるため事前にコンクリートを引いてその上に乗せます。
こんな感じ。

宅地造成中

この上にL型擁壁を置いて動かないように設置するわけですね。
なおL型擁壁は1つ1つが大変重く1トンほどあります。

クレーンで釣り上げて、微調整しながら置かれていました。

金額175,000円

コーナー切り合わせ

L型擁壁をコーナー用に調整するための費用です。
グラインダー等で切ったりしたんでしょうか・・・(゜.゜)

実物はこんな感じになっています。

L型擁壁コーナー

金額30,000円

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山土盛土、均し、転圧

「山土」は田んぼを埋め立てるための土のことです。字のごとく山から土を持ってきます。

ネットで調べたら「山土」ではなく他の土でされる方もいらっしゃるみたいです。わざわざ山から持ってこないので金額も安くなりますしね~。
ただ「廃土」の場合だと汚染されている可能性もありますので、埋め立てを考えている方はいろいろ業者さんに聞きましょう。

「盛土」も読んで字のごとく、持ってきた土で盛土し埋め立てることですね。

「均し、転圧」は土で埋めた後、地面を平らにして地盤を締め固めることです。
そのまま土で埋めただけにしておいたら、地盤がブヨブヨですからね~(‘ω’)
埋め立てる体積(228㎥)と、土の量(236㎥)が違うのは転圧を行うためだと思われます。

金額377,600円

BH・ローラー運搬費

「BH」はよく分かりませんが、「ローラー運搬費」はロードローラー等、転圧用の機械を田んぼまで持ってくる費用のことです。大きいのでその分費用もかかります。

金額50,000円

諸経費

山土を持ってくるのに、ダンプを使ったりするのでその費用とかですかね~。
なぜか200円違いますが、高い方の金額を書いときます。

金額157,200円

宅地造成に実際かかった費用(請求書)

実際にかかった宅地造成工事の金額

内容数量単位単価金額
当初見積り額11,733,0001,733,000
L型擁壁サイズ変更差額1-43,000-43,000
西側既設畦畔コン切断、はつり130,00030,000
小計(税抜)1,720,000
消費税(8%)137,600
合計1,857,600

見積書をもらった後、実際に宅地造成工事を行ってもらったわけですが、若干金額が安くなりました。
総額 1,857,600円(税込)

請求書の見積書との差額は-14,040円。

なぜ安くなったのか詳細を書きます。

L型擁壁サイズ変更差額

もともと西側に設置してあった、ブロック擁壁の地盤部分が若干高かったためL型擁壁のサイズを変更しました。

西側19m分のL型擁壁の高さを1.2mから1mに変更。
サイズを小さくしたので価格が若干下がりました。
他の2面は見積もりと変わりありません。

宅地造成中にサイズ変更の連絡があり、10万円ぐらいは安くなるだろうと思ってましたが甘かったです(笑

金額(差額)-43,000円

西側既設畦畔コン切断、はつり

はつりとは・・・
コンクリート製品に対し、穴をあけたり叩いたり砕いたりする作業全般のこと。

宅地造成後の写真の通り、既設の西側ブロックにくっ付けてL型擁壁を設置しています。

ブロックは数十年前に設置してあるため、ぼろぼろになってました。
これを綺麗にするための費用ですね。ほとんど工賃です。

金額+30,000円

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その他 宅地造成の費用に関すること

田んぼの土の鋤取りについて

田んぼを埋め立てするときに、もともとある田んぼの土を取り除く土木業者さんがいます。田んぼの土って柔らかいですからね。

ただ、埋め立てる土が柔らかろうが固かろうが、田んぼを埋め立ててから家を建てるとなると、杭を打ったりする地盤改良工事は必須です。

埋め立ててからすぐ家を建てるとなったら、地盤は土に関係なく不安定そうだし(;^ω^)
数十年そのままにしておくのならまだしも、数年ぐらいならやっぱり不安です。

となると、わざわざ田んぼの土を鋤取る必要もないですよね。どうせ地盤改良するんだし。

私が直接依頼した土木業者も鋤取らないとのこと。

ちなみに当時、別の土木業者に電話で確認したところ、鋤取りに1㎡あたり1,000円ほどかかるということでした。69坪なら約23万円ですね。
こんなにかかるぐらいなら他の費用に回した方がいいと思ってます。

ホントは、鋤取りして地盤改良行うのが一番安心なんですけどね(笑
ただ私にそんなお金はありませんでした><

 

実際の宅地造成中の我が家の写真がこちらです。
田んぼの土はそのままで造成用の土が盛られているのが分かりますね~。
ちなみに収穫後の稲の上からそのまま盛られてます(笑

宅地造成中

宅地造成する土地までの距離と道幅

土を持ってくる場所から、宅地造成する土地までの距離や道幅でも費用が変わるとおっしゃられてました。
土を運ぶためのダンプが通れないなら、それより小さい車で運ばないといけませんからね~。

4tトラック(最大積載量5t)なら1回で往復できるものを、軽トラック(最大積載量0.35t)なら14回以上往復する必要があります。
運搬する時間も手間もかかるので費用がかさむのも頷けますね^^;

なお、埋め立てた田んぼの前の道幅は約4mありました。
直接目にはしてませんが、ダンプで運ばれたんだと思います。

宅地造成にかかる費用の坪単価

宅地造成を考えてた初期の頃、土木関係の知り合いにどのくらいの費用がかかるのか聞いてみました。
「坪2,3万ぐらいでいけるんじゃないかな~」とのこと。

上記見積もりを計算したところ坪約2万7千円だったので、だいたい合ってましたね~♪
都会の場合、物価が高くて道も狭かったりするので坪3,4万円ぐらいするかもしれません( ゚Д゚)

宅地造成工事にかかった期間

今回、宅地造成にかかった期間は8日間でした。

早いですね~!
1か月ぐらいかかるだろうと勝手に思ってましたが、面積がそんなに広くないため長くはかかりません。
家を建てる期間よりはるかに短いです。

途中、作業員さんが休みの日曜日や雨の日を挟んだので、実際はもっと短くできるかもしれませんね。

まとめ

こちらの宅地造成業者に決める前、ユニバーサルホームに頼んで4社見積もりを取ってもらったんですが、210万円~240万円ほどかかり上記見積もり187万円には遠く及びませんでした。
仲介料のせいかもしれませんが、ちょっと差がありすぎますよね”(-“”-)”

そういった経緯があり私が業者に直接依頼しております。

でも直接依頼をしてしまうと地盤になにか不具合が発生したとき、ユニバーサルホームか宅地造成業者のどちらが責任を負うのか分かりません。

金額は仲介料がない分直接依頼した方が安くなりますが、その後のアフターフォローを考えるとハウスメーカーに頼むのが一番なのかもしれません。
家は一生で一番高い買い物になりやすいですので、後悔しないようにしておいたほうがいいですね。

私は直接依頼してしまいましたが(笑

 

その後の地盤改良についてはこちら
宅地造成後(田んぼ埋め立て)の地盤改良にかかった費用や改良後の土地の様子など

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