以前、網戸の目や隙間から入ってくる小さな虫(ユスリカ)の対策方法を書いたんですが、今回はまた別の小さな虫の話です。
空を飛んでくるユスリカとは違い、今度は小さくて触角があるちょっと黒い虫(トビムシ)が網戸以外から入ってくるようになりました。
現在では原因も判明し、対策も行ったので今後家の中に入ってくることはまずないと思います。
今回は家の中に入ってくる原因から対策までをお伝え致します~。
家の中に小さな虫が入ってくる
2021年10月某日、ふとカーペットの上を見てみるとなにやら約1~2mmぐらいの小さな虫が動いていました。
我が家も窓は普通に開けたりするので、昔から小さな虫はたまに入ってきてたんですよね~。
採光用に大きな窓を南側に設置してるので、網戸をしててもごくたまに。
なので最初は気にしていなかったんですが、その日から毎日のように必ず10匹は見かけるようになりました。
新築して3年経ちましたが今までこういったことがなかったので、数日間相当気にしてましたね。
なんでだろう~なんでだろう~(‘Д’)人 ってな感じで。
だって家の中に虫が入ってくる家なんて最悪ですから。虫大嫌い(/・ω・)/
小さくて黒い虫の名前と特徴
一時的なものかと思って数日間特に何もしなかったんですが、虫の数が一向に減りそうにない。
そのまましておくと、さらに増えそうな気がしたのでいろいろ調べ始めました、
最初は触角の感じから紙魚(シミ)と思ってたんですが、この虫は体長が1cmぐらいあり写真を見る限り大きすぎる。
さらに詳しく調べたら、名前が間違ってました。
正解はトビムシ
自分で調べた特徴をいくつか挙げてみると
・触角が生えている
・体長は1mm~3mm
・ジメジメしているところが好き
・梅雨の時期は特に発生しやすいが、寒くても居たりする。
・羽はないため空は飛べない
・空は飛べないけど跳ぶ
この小さな虫、壁に登っているところや歩いているところをティッシュで捕まえとすると、20cmぐらいジャンプしたりするんですよね。
おかげで捕まえたと思ってティッシュの中を見てもなにもいない・・・。
こういうことが多々あり、上記最後の特徴に当てはまったためこの虫がトビムシって判明した訳です。
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トビムシの侵入場所
とりあえず家の中に入ってこないよう、発生原因より先に侵入場所を探しました。
塞いでおかないと、もしかしたら他の虫まで入ってくるかもしれませんからね~。
私と同じくトビムシが家の中に入ってきて困っている方のために、侵入を疑った場所についても書いておきますので参考にしてください。
巾木と床の間
巾木とは床と壁紙の間に取り付けられている板のことです。
この巾木と床の間から侵入してきているのではないかと最初疑っていました。
一応間には隙間ができないようクッション材らしきものはあるんですが、重いものを壁際に乗せている部分を見てみると、重みで無垢床が凹んで若干の隙間が・・・。
また我が家の場合だと壁に通気性を持たせるため、基礎上に隙間が設けてあります。
(↓は基礎を下から撮ったものですが、ほんの小さな隙間が見えますね。)
この基礎部分からトビムシが入り込み、外壁の中を伝って、巾木と床の間から家の中に入り込んでいると推理したわけです。
しかしハウスメーカーの担当者に連絡を取ってみたところ、壁にはウレタンフォームなどがびっしり詰まっているため、その可能性は低いとのこと。
最悪、1階の巾木と床の隙間を全てシーリング、もしくは隙間テープで埋めてしまおうと思ってましたが、これは最終手段として他の侵入場所を探しました。
(最終的に、巾木と床の隙間は侵入場所ではありませんでした。)
樹脂サッシの隙間
巾木と床の隙間の可能性がないなら、樹脂サッシの隙間ですね。
窓際のカーペットをめくってみたら、案の定トビムシが20匹ほど死んでいました。
樹脂サッシの溝部分に内側から水を流せばわかるんですが、窓を閉めてても家の外に水が流れて行きます。
構造上、小さい虫が入り込めるような隙間が空いているんでしょうね~(/・ω・)/
さすがに樹脂サッシの隙間をシーリングで埋めてしまうわけにはいかないので、とりあえず侵入場所をこちらと仮定して他の侵入場所も捜索。
エアコン配管の壁穴
樹脂サッシ以外侵入場所があると思った理由は、タンスの上に置いてあるプラスチックのカゴの中に、毎日トビムシの死骸が入っていたからです。
空は飛べないためカゴの中に入るには地面を歩いてくるしかありません。
でも素材がプラスチック製なのでカゴ自体ツルツルしてるんですよね。
外側から箱の中にはまず登れないため、上から落ちてきている可能性が。
考えた結果エアコンしか考えられないと思い、よーく調べてみるとエアコン配管と壁の間に隙間がある・・・。
外したエアコンの部品を見てみると、砂埃や虫の死骸が複数溜まってました。
どうりで冬、隙間風が入ってくると思ってたんですよね~!
「ここって普通ハウスメーカーが埋めるんじゃないの?でも、もう新築して3年も経ってるからなぁ。。。」と不満を持ったんですが、トビムシの侵入経路は分かったのでとりあえずこれでヨシ!
トビムシの侵入対策
侵入場所が分かったということで、次に対策を行いました。
不快害虫用の粉剤を撒く
まず、家の周りに害虫用の粉剤を撒きました。
買ってきたのはこれ。
住友化学園芸の不快害虫用粉剤1.1kg
近くのナフコに粉剤を探しに行って、適当に効きそうなものを買ってきました。
トビムシは殺虫剤に弱いらしく、大体のものは効くとのこと。
買ってきてすぐ、家の基礎の周りをぐるーっと囲むように撒いてとりあえず処置完了。
(ちなみに我が家の1階周りは約32mあります。1本まるまる使い切りました。)
撒いたすぐは、薬品の上をトビムシが普通に歩いていたので効果あるか不安だったんですが、次の日見に行くと大量に死んでたので効き目大です。
ただし我が家の基礎周りは基本砂利になっているため、このような粉剤を撒いても石と石の間から登ってくるんですよね。
また、効果も長くて1か月。しかも雨が降ると流れてしまって早く効果が薄れます。
ということでさらに別の対策。
虫コロリアース パウダースプレーを撒く
粉剤が撒かれていない、石の間から基礎を登ってこられるとどうしようもありません。
ということで、たまたま楽天で見つけた虫コロリアースパウダースプレーを買ってみました。
(地元のドラッグストアを数店回ったんですが、在庫が全くなかったのでレアものっぽいです。)
このスプレーどういう効果なのかというと、直接壁などに吹きかけると殺虫効果のある薬剤がそこに残ります。
そこを通ったり、近づいた虫を退治してくれるっていうスプレーですね。
垂直部分にも薬剤を噴きかけることができるため、トビムシが登ってくる場所に最適です。
ということで、買ってすぐに基礎の隙間に撒いてみました。
スプレーを撒いた場所が若干白くなるのが欠点なんですが、我が家の基礎隙間は鉄板なようなもので隠れているため、気になりません。
基礎部分に撒けばそれ以上は登ってこられないんですが、念のため樹脂サッシの外側部分にもスプレーを撒いて対策完了。
撒いたところがどのくらい白くなるか、参考までに写真を載せておきます。
↑は玄関ポーチのタイル目地部分に撒いた後の写真です。
目地からはみ出ているところがスプレーを撒いたところですね。
時間とともに白さは薄くなって行きますが、完全にはなくなりません。
ただ殺虫効果は確かです!地面ではなく基礎にふりかけられるのがホントにイイ♪雨が降ってもお構いなし!
今後のことも考え4本ほど買い溜めしております~♪
エアコン配管の壁穴を埋める
最後の対策として、エアコンの配管が通っている壁穴を自分で埋めました。
埋めた材料はそれ専用のエアコン配管用パテです。
パッケージに書いてある通り、不乾性で粘着性があります。
例えると、乾かない粘土のようなものですね。
ホームセンターだと100円ぐらいで購入可能。
これを先ほどのエアコン配管の周りに詰め、壁と配管の間に隙間ができないよう埋めてしまいました。(写真撮り忘れ(~o~))
また家の中の壁穴を埋めただけでは、その部分まで外側からトビムシが登って来てしまいます。
壁の中にも入って来れないよう、外側部分のエアコン配管カバーも埋めました。
↑施行前 ↓施行後
ユスリカ対策時埋めていなかったエアコン配管カバーがあったので、これでユスリカ&トビムシの対策もバッチリです♪
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トビムシの大量発生原因
上記のように対策を行ったので、家の中にはトビムシが入ってこなくなりました。
ただ、家の裏(特に井戸ポンプ周り)にはトビムシが大量に居て、寒くなっても一向に減る気配がしません。
毎朝、毎夕、フマキラーをまき散らして退治してたんですが、それでも減りませんでした(泣
減らないのでずーっと悩んでたところ、とある日、特徴を思い出しずばり的中!
「ジメジメしているところが好き」
私、朝資源物回収に行く時間がないので、家の裏に溜めて数か月に一回市の清掃センターに持って行ってるんですが、資源物を置いている場所に屋根がないため雨に濡れます。
その中にダンボールもあり、日が当たらない所に放置してました。
勇気を出してそのダンボールを1枚めくってみると、トビムシが大量にびっっっっしり!!!
(画像は気持ち悪いので載せません)
ダンボールが食料になるんでしょうか。
全部のダンボールの隙間に大量に張り付いていました。
とりあえず、すぐに全てのダンボールをゴミ袋に入れ、燃えるゴミとして廃棄。
廃棄して一週間もすると数が激減し、1か月後には家の周りで全く見なくなりました。
今後ダンボールを家裏に放置することは止めときます(/・ω・)/
トビムシの駆除方法
発生原因を無くしたのでトビムシが居なくなり問題解決したんですが、数が減らなかった時の最終手段として「農薬散布」を考えてました。
農薬と水を混ぜて如雨露(じょうろ)で散布すれば、砂利の中のトビムシも退治できます。
また、薬剤をかなり薄めて使うので庭などの多少広い場所でも、全面散布することが可能。
テスト的にスプレーボトルに農薬を混ぜてトビムシにかけてみたところ、すぐに息絶えていたので効果はあるはずです。
なお私が試した農薬は「スミチオン」。
私の実家では米の種子消毒に使ったりしてますね。
トビムシが大量発生しているので駆除したい。どこかで大量発生しているけど場所が分からない。
などで困っている方は、農薬散布も一つの手段として考えてみてはどうでしょうか。
散布後に他所有者の土地へ漏れ出して、草木の枯れ、人やペット等の生物に悪影響を与えた場合、トラブルに発展しかねません。
くれぐれも他の方の迷惑にならないようお気をつけください。
なお農薬の取り扱いについてはこちらのサイト等をご参考ください。
「住宅地などでの農薬散布について(印西市)」
まとめ
家の中に入ってくる小さくて黒い虫(トビムシ)大量発生&侵入の原因は、私がダンボールをジメジメしていたところに放置していたからでした。
私と同じくトビムシが家の中に入ってきて困ってらっしゃる方は、一度家の周りをよく観察されるといいかもしれませんね。
トビムシが好きそうなジメジメした物が置きっぱなしになっているかも。
発生場所が他人所有の隣地とかだと、家の中に入ってこないようにするしか対策方法はありませんけどね・・・。
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