今回は省令準耐火構造について書きます~。
ちなみに私は省令準耐火構造で家を建てることによって、構造がどういうふうに変わるのかは詳しく知りません。
簡単に言うと外壁、内壁、床などに部材を追加して、家全体を燃えにくくするってことらしいです。
また、部材を追加することで断熱性が高くなります。
で、重要なことが一つ。
省令準耐火構造だと火災保険料が安くなる
この構造で、木造の家を建てると火災保険料が安くなります。
保険会社によって違うので、安くならないところもあるかもしれませんが、ほとんどの会社で安くなります。
もちろん鉄骨造などは元から安いので、省令準耐火構造で建てれたとしても保険料は変わりません(‘ω’)
私が加入しているJA共済で試算したところ、通常の木造住宅と比べ年間約4万円保険料が下がりました。(注 保障の内容にもよります!)
「たった4万円・・・(笑」と思われる方もいるかもしれません。
ただこれが毎年続くとなると30年で120万円に!この差は大きいですよね!!
JA共済でこれだけ違うということは、他の保険会社でも同じように保険料が違う可能性があるってことです。
各損保会社の保険料を比較
ということで、実際どのくらい違うのかi保険さんのサイトより試算してみました。
H構造(通常の木造)を(木)、T構造(省令準耐火構造)を(省)とします。
なお、火災保険料の推移確認のため、過去のものも載せておきます(2018年より)。
下に行くほど現在に近いものとなります。
・建物の所在地:東京都
・保険金額 :建物2,000万円 家財500万円
・地震保険 :あり
・築年数 :新築
・保険期間 :5年(地震保険の期間と合わせました)
・保障の範囲 :A火災等、B風災等、C水災、D盗難等
なお、2020年4月までは築年数による保険料増加分は加味していません。
30年の保険料は、単純に「新築の保険料×6」としております。
2021年より築年数ごとの保険料を加算しています。
試算基準日:2018年
:190,690円(省)
5年分の差額 :162,130円 30年なら972,780円
:191,980円(省)
5年分の差額 :177,220円 30年なら1,063,320円
:181,640円(省)
5年分の差額 :131,870円 30年なら791,220円
:171,330円(省)
5年分の差額 :135,670円 30年なら814,020円
:184,740円(省)
5年分の差額 :151,040円 30年なら755,200円
:194,710円(省)
5年分の差額 :150,180円 30年なら901,080円
試算基準日:2019年10月
:207,440円(省)
5年分の差額 :164,880円 30年なら989,280円
:208,730円(省)
5年分の差額 :179,970円 30年なら1,079,820円
:198,390円(省)
5年分の差額 :134,620円 30年なら807,720円
:192,330円(省)
5年分の差額 :135,570円 30年なら813,420円
:201,490円(省)
5年分の差額 :153,790円 30年なら922,740円
:206,290円(省)
5年分の差額 :156,810円 30年なら940,860円
試算基準日:2020年4月
:206,380円(省)
5年分の差額 :164,320円 30年なら985,920円
:225,280円(省)
5年分の差額 :179,470円 30年なら1,076,820円
:203,160円(省)
5年分の差額 :138,860円 30年なら833,160円
:192,330円(省)
5年分の差額 :135,570円 30年なら813,420円
:200,630円(省)
5年分の差額 :153,350円 30年なら920,100円
:221,150円(省)
5年分の差額 :149,320円 30年なら895,920円
試算基準日:2021年6月
この試算基準日以降は築年数を考慮した金額を載せております。
30年間の差額保険料は
H構造(木造)の[新築の保険料]+[築年数5年の保険料]+[築年数10年の保険料]+・・・[築年数25年の保険料]
から
T構造(省令準耐火)の[新築の保険料]+[築年数5年の保険料]+[築年数10年の保険料]+・・・[築年数25年の保険料]
を引いたもの
となっています。
また、楽天損保のみ築年数10年、15年の保険料が試算できなかったため、20年の保険料を3回足しています。
:204,630円(省)
5年分の差額 :142,100円 30年なら1,146,560円
:250,080円(省)
5年分の差額 :184,120円 30年なら1,346,440円
:221,160円(省)
5年分の差額 :142,220円 30年なら1,102,610円
:212,780円(省)
5年分の差額 :143,020円 30年なら1,018,580円
:213,580円(省)
5年分の差額 :152,600円 30年なら1,158,670円
:221,060円(省)
5年分の差額 :144,680円 30年なら1,162,790円
最新の保険料試算では、各保険会社を比べてみると30年間で100万~135万の違いです。
会社によって結構差がありますね。
ちなみに、2018年から比べてみるとT構造、H構造どちらとも保険料がほぼ上がってます。
日新火災の場合は木造の5年で約7万円ぐらい大幅アップ(/・ω・)/
最近は災害も増えてきて、毎年保険料も値上がり傾向ですね・・・。
なお2022年10月からさらに保険料が上がります。
また最長10年契約がなくなり5年契約までに変更される予定です。
省令準耐火構造で建てるために必要な費用
私が契約したユニバーサルホームの場合だと、35坪で70万かかると言われました。
結局、外壁がALCだったおかげで、省令準耐火構造にしなくても安い方の保険料で契約できたんですけどね♪
ちなみに、タマホームだと坪1万円ぐらいだったような・・・”(-“”-)”
ユニバーサルホームより格段に安かったのは覚えてます(笑
タマホームの場合、外壁はサイディングが標準仕様なので省令準耐火構造にしないと保険料は安くなりません。
木造なら省令準耐火構造がオススメ
ネットで調べると、省令準耐火構造のメリットやデメリットが書いてあります。
が、私から言わせると
木造の家を建てるなら、絶対に省令準耐火構造で建てた方がいいです!
↑で30年分の保険料を比較しましたが、実際は30年以上住んだりします。
つまり、それ以上の差額が発生してくる可能性があるわけです。
省令準耐火構造にする費用が200万円とか掛かってくるのなら話は別ですが(*_*)
私自身もハウスメーカーがユニバーサルホームじゃなかったら、確実に省令準耐火構造で建ててました。
火災保険料がもったいないですからね~。
ハウスメーカーの中にはこういった情報を教えてくれない、知らない営業さんもいます( ゚Д゚)
これから木造で家を建てようと思っていらっしゃる方は、「省令準耐火構造」のことを頭の片隅に入れておいてください(‘ω’)ノ
コメント
タマホームは、坪5250円でしたよ!
>ぱぱさん
貴重な情報ありがとうございます!