太陽光発電で後悔したくない!ブログ主がソーラーパネルをつけなかった理由

構造設備

近くの太陽光設置業者

当ブログの管理人「田舎サラリーマン」は、オール電化が標準装備のユニバーサルホームで一戸建てを新築しました。

なので、ハウスメーカーと契約してから一時は太陽光発電のことを考え家族と相談することも。
売電してから住宅ローンの返済額に充てようって思ってたんですよね。

しかし、結果的に我が家はソーラーパネルをつけませんでした!

いろいろネットで調べてみたところ、デメリットになる部分が多すぎて「やめたほうがいいのでは!?」と疑問に思ったためです。
途中までどうしようか迷ってましたけどね(笑
ソーラーパネルをつけた後に後悔するのが、イヤだったのもあります。

 

一応メリットを先に書いておくと

1.ソーラーパネルにより発電した電気を自宅で使用するため、電気代が下がる。
2.発電した電気を売電し収入を得ることができる。
3.停電時も電気が使える。

まぁ、当たり前のことですね。

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太陽光発電を設置した場合の収入計算

私も人から聞いたりネットでシミュレーションしたりして、どのくらい家計にプラスとなるか調べてみました。

シミューレーションを行ったサイトはこちら(LIXILさんのサイト)

 

容量4kwのソーラーパネルの設置費用を130万円(ユニバーサルホームもタマホームもこのぐらいでした)とすると、住宅ローンの借入額も130万円増えるので、毎月のローン返済額が約4,000円(金利1.0%返済期間35年)上がります。
トータルすると4,000円×12か月×35年=168万円

また容量4kwの太陽光発電を設置した場合、毎月平均約11,000円収入が増えます。電気代が安くなるのと、売電収入の合計ですね。

太陽光発電の設置費用168万円を毎月のプラス分11,000円で割ると、約12年で元が取れる計算になります。ちょっと長い気がしますね。

※いろんなサイトを見ても、太陽光発電の設置費用を住宅ローンで払うことは書いてありませんでした。
全部キャッシュで払うお金持ちの方なら、上記の設置費用をそのまま130万円で計算してもいいと思います。その場合だと10年弱で元を取り返せます。

・・・でも実はこのシミュレーションのやり方、正しくありません。
詳しくは最下部のまとめに書いてるので、後程ご確認を。

太陽光発電(ソーラーパネル)のデメリット一覧

一部主観が混じってます。

外観を損なう

そのまんまです。ソーラーパネルを設置することにより外観を損ないます。
片面はソーラーパネルが乗っててもう片面は乗っていない。見た目のバランスが悪くなります。

また、壁の色と屋根の色を合わせたい方とっては、ソーラーパネルをつけた方向からの外観と、屋根の色に合わせた外観を考えなくてはいけません。
人によってはかなり悩んでしまうかも。

ただし、ソーラーを設置する方向から外観が見えない、もしくはソーラーをつけた時の外観なんて人からどう見られてもいい、と思ってる人にとっては大したデメリットにはなりませんね(笑

売電価格が下落中

売電価格の推移などを検索してもらえれば分かりますが、毎年毎年売電価格が下がっていってます。
最初の10年間は売電価格が決まってますが、10年過ぎると変わります。
予想だと、今の売電価格の半分以下になるとか・・・。

最悪元が取り返せない可能性もあるかもしれません。

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維持費がかかる

パワーコンディショナーを変えたり、パネルを掃除したり・・・。

頻繁に費用がかかるものではないんですが、長期的に見るとやっぱり維持費がかかります。
単なる故障などは保証期間が終わってしまうと、全部自腹を切らないといけません。

10年目までに太陽光発電システムの設置費用は取り戻せたとしても、それ以降のメンテンナンス代で赤字になるかもしれませんね。

撤去費用がかかる

こちらも維持費と似てます。

太陽光パネルを設置するからには、いつかは撤去費用がかかります。太陽光パネルにも寿命がありますからね~。
発電しなくなったので再設置のためにするのか、なにかトラブル等が発生して撤去するのか、それとも家を建て替えるため撤去するのか・・・。

どちらにしても撤去費用がかかるため、その分のお金は用意しておかなければなりません。
つまり、毎年の売電収入が維持費を含めたうえで収支プラスになっていたとしても、最後の最後でマイナスになる可能性があります。

もし太陽光発電で少しでも収入を増やそうと思っている方がいたら、維持費と同様、撤去費用のことまで含めて計算したほうがいいですね。

ちなみに私がネットで調べたところ、一般住宅のソーラーパネル撤去費用相場は15万~30万円ってとこでした。家の解体と同時に撤去するのなら、解体費用にこの分が上乗せされるってことですね。

なお太陽光パネルのみ撤去して、家を建て替えない場合は撤去後の屋根補修工事費用もかかることをお忘れなく。

こちらのNHKの記事もためになりますので、参考にしてください。
「どうする!?太陽光パネルの”終活”」

動物が巣を作る

これは私の知り合いに実際起こった話なんですが、ソーラーパネルの裏にスズメバチがハチの巣を作りました。
保証期間内(設置する業者によっては、こういったスズメバチの駆除は最初から保証対象外)だったので、撤去費用はかからなかったようですがやっぱりイヤですよね~(*_*;

保証期間を過ぎてしまうとやっぱりこれも自腹です。
自然災害や火災等ではないので火災保険も使えません。

 

なおハチだけではなく、鳩も巣を作るようです。(‘ω’)ノ「巣 ソーラーパネル

もしふとソーラーパネルを見上げてみて、蜂の巣なんか見つけてしまったときは、、、ヤバいですね。小さい子供さんがいる家庭ならなおさら。

※屋根とソーラーパネルの間に隙間がない、屋根一体型の場合だとこういったことはなさそうです。

台風(強風)で太陽光パネルが飛ぶ

2018年大阪、2019年千葉を直撃した台風は凄かったですね(+o+)
私もtwitterやニュースサイトで動画や写真を大量に見ました。
その中には太陽光パネルが落下したり飛んでいったりしているものも・・・。

ほとんどがマンションの屋上や独立して設置されている太陽光パネルだったんですが、中には戸建てのものもちらほら。

写真等が別サイトに載ってたのでリンク貼っておきます。
ソーラーパネルをつけて、そこまで時間が経ってないものも飛ばされてるようですね。
台風による風の威力がどれだけ凄かったのか分かります。

2021年7月15日現在 削除ないこと確認済
(動画は戸建てなのかどうか未確認)
1.9/9 台風15号の被害 朝日ヶ丘の何でも日和 様
2.台風21号くまさんちの太陽光パネル koyukkuma 一条工務店 様
3.台風被害 太陽光パネル飛ぶ 株式会社スズコー 様(写真なし)
4.4点留めの太陽電池パネルが飛んだ 日経クロステック様
5.2018.09.04 台風21号 屋根からソーラーパネルが飛ぶ瞬間!大阪市内北部(youtube動画)
6.台風21号 ソーラーパネルが吹き飛ぶ瞬間(youtube動画)

強風で太陽光パネルに被害が出た場合、メーカー保証や損害保険があれば金銭面はなんとかなります。
というか、保険内容や補償内容によっては、太陽光発電設置業者の修理見積書以上に保険金はいただけるでしょう。

でも、落ちたり飛んでいった太陽光パネルが近隣の住宅、人、車に被害を与えた場合、相手も自分もいい気がしませんよね~。

台風が過ぎ去った後に辺りを見回すと
「うわ・・・我が家の太陽光パネルが隣家の車に覆いかぶさって、フロントガラスが割れてる(*_*)」
とか。

自然災害が原因なので、基本的に相手に対する賠償責任は発生しませんが、だからといって何もしないとご近所トラブルにも発展しかねません。

最近は日本全国津々浦々、どこにでも台風は近づき、ヤバい風が吹きます。
台風の度にこういったことで不安になるのなら設置しない方がマシですね。

ちなみに私的にはこれが一番のデメリットと思っております。
パネルが飛びそうな方向に、あまり仲が良くない人が住んでいたら台風の風以上に心配しそう・・・。

なおこういった時のために「個人賠償責任保険に加入している!」といった方もいらっしゃるかもしれませんが、先ほども言った通り基本的に「賠償責任」が発生しないので保険金支払対象外となります。

損保ジャパンの公式サイトのQ&Aより引用

強風で屋根瓦が破損し隣家の住宅やカーポート等にあたり被害を与えてしまった場合、個人賠償責任特約で補償されますか?

質問のケース(自然災害によるもの)は、不可抗力でありお客さまに責任が発生しないのが一般的です。

しかし、住宅の管理状態等により法律上の責任を問われてしまった場合には、個人賠償責任の保険で補償されますので、実際に事故が起きた際には、代理店または事故サポートセンターまでご相談ください。

質問は「屋根瓦」とのことですが、太陽光パネルも一緒ですね。

一応、法律上の責任を問われてしまった場合に支払対象となるようですが、裁判での敗訴等でもしない限り保険金支払対象外でしょう。

実際こういった時の賠償責任問題で、大きな話題となったのは千葉県のゴルフ場鉄柱倒壊事故ですね。
こちらも太陽光発電のパネルではないんですが、強風による賠償責任という観点からみると同じです。
三井住友トラスト不動産のコラムに詳しく書いてあったので、興味ある方は見てみてください。
ゴルフ場の鉄柱倒壊の責任は?台風での建物倒壊と損害賠償請求

火事が発生する

朝日新聞で紹介されたニュースを載せておきます。
太陽光発電で発火、10年で127件 住宅に延焼も7件

読んでみると、太陽光発電設置後のメンテナンス不足や取付け不備などの原因で出火したりすることがあるみたいですね。

また消防研究技術資料にも火事の例の記載があります。こちらは158ページからなる研究資料。
消防研究技術資料83号 PDFファイルです。)

火事の原因と思われる例の中身を簡単に説明します。

①配線を小動物がかじったような跡が残っていた。
②モジュールの裏隙間に余剰配線がまとめて押し込められており、鳥の巣もあった。またこの部分には配線の溶接した跡が見つかった。
③太陽光発電機設置中の配線絶縁不良。
④東日本大震災の津波によりパワーコンディショナーが浸水し出火。  など

その他、火事を消火しに来た消防隊員が感電するといった事例も報告されています。

ついでに、消費者庁にも太陽光発電の火災についての調査報告があったので紹介しておきます。
住宅用太陽光発電システムから発生した火災等事故に係る事故等原因調査について(経過報告) こちらもPDFファイルです。)

こちらは私みたいな素人でもわかりやすく書いてあるので、興味がある方は見てみてください。

 

以上紹介した記事、資料等を見てみると「火事起きるの?怖(*_*)」となりそうですが、朝日新聞のニュースを見る限り、「火事の報告は10年間で127件」と設置件数から見てみても相当なレアケースだと分かります。(2020年現在、全国の太陽光発電設置件数は200万台を超えています)
しかも施行不良やメンテンナンス不足などは防ぐこともできるため、あまり気にしなくていいのかもしれませんね。

一応こういったこともあるということで頭の片隅に入れておいてください。

反射光で周りに迷惑をかける

数年前、メガソーラーの反射光が個人宅を照らし、日中の家の温度が50度超えて住民の方が迷惑してるっていうのをニュースで見ました。
(実際の記事はこちら:産経WEST)

ソーラーパネルも鏡ではないんですが、光を反射します。
家の屋根に設置する太陽光パネルはメガソーラーとは違って小規模なものなんですが、それでも反射します。

反射先に近隣の方の住宅があったら・・・(*_*)

さすがに反射先の家の温度は50度にはならないと思いますが、暑いし眩しいし嫌ですよね~。
これもご近所トラブルに発展しかねません。

ま、そうならないように太陽光発電設置業者が角度等を計算してくれるとは思いますけどね♪

 

近隣に高いマンション等が建っている方は特に注意です。

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売電収入は申告する必要がある

太陽光の発電容量が4kwぐらいだと、売電収入は年間20万円超えません。
なので通常所得税の確定申告は行わなくていいんですが、市・県民税の申告は行わなくてはいけません。

ということで、申告をお願いをしている諏訪市(長野県)のサイトから引用。
(2021/4/4現在、サイトリニューアルのため諏訪市のページは削除されています。代わりに似たようなことを書かれている別の自治体のサイトを載せておきます。群馬県前橋市兵庫県丹波市

2.申告について
売電所得は、雑所得(または事業所得)として申告をします。
(1) 売電所得が20万円超
原則、所得税の確定申告が必要です。確定申告をする場合、市・県民税の申告は不要です。

(2) 売電所得が1円以上20万円以下
市・県民税の申告が必要です。
※年末調整済の給与または公的年金等のほかに所得がある場合(売電所得と合わせて20万円超)や医療費控除や扶養控除などの所得控除の追加、変更をされる方は確定申告が必要です。
※住宅ローン控除を適用されている方は確定申告が必要になる場合があります。

(3) 売電所得が0円以下(赤字)
税の申告は原則不要です。ただし、他の所得がある場合は申告をした方が有利な場合があります。

次に長野県須坂市役所が作成された分かりやすいチラシ

須坂市役所

こちらも中身を引用すると、

太陽光発電で得た売電収入は所得として申告する義務があります。
一般的に自宅の屋根に太陽光発電パネルがある場合は「雑所得」に分類されます。
事業にしている方や賃貸物件の屋根に載せた場合はそれぞれ「営業所得」「不動産所得」として申告します。

売電収入から必要経費を差し引いた所得金額が 20 万円を超えた場合、所得税の確定申告をする義務があります。別の理由で確定申告をする義務がある方は、金額に関係なく太陽光発電分も含めて申告します。
また、20 万円を超えなくても市・県民税の申告をする義務がありますので、いずれにしても毎年申告が必要です。
なお、太陽光発電の所得金額が赤字になった場合は、申告する必要はありませんが、他の雑所得があれば合算することで得になる場合があります。

どちらの市役所の場合も売電所得が20万円以上は確定申告、それ以下でも市・県民税の申告が必要と書いてあります。
つまり、売電所得が1万円でも申告しなければいけません。
もちろん売電所得以上に費用がかかっていれば、住民税の申告もしなくてもいいんですが、その計算は自分で行う必要がありますね。
減価償却費ががいくらとかメンテナンス費用はこれだけとか・・・。

給与所得だけの人は毎年住民税の支払いを会社に任せておけばいいのに、これだけのために申告を自分でしなければいけないなんてめんどくさいです(/・ω・)/

なお大手太陽光発電のサイトには「確定申告をする必要はほとんどない」と書いてあるものが多数で、市・県民税のことには触れられておりません。

私も調べるまで知らなかったんですが、ちゃんと申告してる人とか居るんでしょうか・・・。

固定資産税がかかる

固定資産税がかかると言っても、全ての個人宅太陽光発電機にかかるわけではありません。

分かりやすく説明されている中城村(沖縄県)のサイトから引用します。
関係するところを赤枠囲ってみました。

須坂市役所

表から分かることは個人宅で10kw未満の太陽光発電設備であっても、家屋の建材として設置されている場合は家屋評価の対象となるということです。

(※家屋の建材というのは今流行りの屋根一体型の太陽光発電機のことです。屋根材として太陽光パネルを設置するものがこれに当てはまります。私が住んでいる近所だとセキスイハイム一条工務店の家でよく見かけますね。)

つまり家屋評価の対象になるいうことは、新築後の家屋調査時に家本体の評価額に加算され、固定資産税が高くなるということになります。

新築して数か月後、役場から家屋の建物評価額決定のため職員の方が来られます。
屋根一体型となっている太陽光パネルを確認できたら(実際は事前に構造等記載した建築確認申請書類等で事前に確認されてます。)、その太陽光パネル分家本体の評価額にプラスされるということですね。

評価額がプラスされるということは、もちろん固定資産税も上がってきます。

なお我が家を家屋調査訪問されたときの詳細はこちら
新築にかかる固定資産税は?ブログ主宅の課税明細書を公開!

屋根一体型ではなく、架台を設置して太陽光パネルを屋根の上につけたりする場合は、家屋の建材としてはみなされません。

なお実際の課税額は、太陽光発電の容量等にもよりますが、評価額自体家の1/10ぐらいだと思われます。容量4kwぐらいであれば1万円もかからないかと。
しかし固定資産税がかかるのであれば、これも太陽光発電の収支計算する際に入れる必要があると思いますね。

ちなみに、「固定資産税がかかるから屋根一体型ではなく屋根の上に設置したい!」と思っても、今度は逆に先述した動物が巣を作るリスク強風で飛ぶリスクが高くなるため一長一短かと(/・ω・)/

太陽光パネルを乗せたままでは屋根の塗装ができない

屋根一体型の場合や屋根が瓦等の場合は特に問題ないかもしれません。
最初に設置したら、数十年経ってもメンテ不要の場合もありますしね。

でも屋根がスレート等で塗装が必要な場合は問題です。

我が家もそうですが、屋根をコロニアルグラッサにしたため新築して10年も過ぎるとメンテナンスのため塗装等を行う必要があります。
スレート屋根はメンテナンスを怠ると塗装が剥がたり、ヒビが入ったりするため、雨漏り等の原因にもなりますからね~。

それで実際に塗装を行う際、太陽光パネルが乗っている部分はどうしますか?
直射日光には当たらないにしても、やはり劣化します。
その部分だけ塗装できず、そのまま放置することになるので、さらに劣化していきそこから雨漏りするかもしれません。

こういったふうに屋根のメンテナンスが難しくなるのもデメリットの一つですね。

なお太陽光パネルを一旦脱着して屋根を全部塗装し、再度設置するといった方法もあります。
これだと屋根全体を塗装できるので、メンテナンスもきちんと可能。

実際この方法で塗装を行っている業者様を見つけましたので参考にしてください。
街の屋根屋さん

ただし、上記サイトでは太陽光パネル脱着塗装を行うと最低20万円以上かかるということなので、こういった費用も収支シミュレーションに入れる必要があると思われます。

日陰では発電効率が悪くなる

当たり前のことなんですが、これはそのままの意味ではありません。

例えば分譲地の中にいい土地があったとして、その1区画を自分が購入。
そして平屋を新築し、太陽光パネルを設置したとします。
その数年後自宅隣、南東西あたりの区画に2階建ての新築が建ったら・・・。

もちろん太陽は動くのでずっと日陰になるわけではないんですが、数十分の間だけでも太陽光パネルが陰になるのなら、その分発電効率が悪くなりますよね。

また、家の近くに電信柱等が建っているだけでも太陽光パネルが陰になる可能性もあるため、それでも効率が悪くなってきます。
新築後、自宅が日陰になるように鉄塔や電信柱が造られる可能性も否定できません。
数十メートル離れていても朝方や夕方は影が伸びますので、気付かないうちに太陽光パネルに思いっきりかかっているかも。

もし太陽光発電を設置する場合、こういったことも考えて土地を選ばなくてはいけませんね。
土地の選択肢が若干なりとも狭まってきます。

発電量が気になる

これは私の性格上の問題ですね。

設置してしまうと、やはり売電を行うため毎日の発電量が気になります。
そして毎日発電量をチェックするでしょう。

発電量がもし減ってしまうと、その原因が気になります。
天気のせいなら納得できますが、同じような天気で発電量が違ってきたら悩みます。

もしかすると太陽光パネルの不具合だったり、経年劣化による発電量の低下だったり・・・。
でも、こういった原因の場合素人では多分分かりません。
家計に思いっきり響いてくるため、気になって気になってイライラします。

自分のためにも付けない方がいいですね。

太陽光パネルの状態が気になる

これも私の性格上の問題です。

設置してしまうと、太陽光パネルがどういう状況か毎日気になります。
汚れてしまうと発電量が落ちるため、キレイにしておかないといけません。

パネルのどこかに鳥の糞や雪などが被っていた場合、それを取り除こうと下から水などを掛けたりするでしょう。
雨風で取り除かれるかもしれませんが、それまで待つのが性格上無理です。
こちらも気になって気になってイライラします。

やっぱり付けない方がいいですね。

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太陽光発電をつけなかった理由とまとめ

最後に、上記デメリットの要点だけをまとめてみると

1.ソーラーパネルをつけることにより、外観が悪くなってしまう。(見る人による)
2.売電価格が年々下がっており元がとれない可能性がある。
3.設置することにより維持費がかかる。
4.設置費用がかかるということは撤去費用もかかる。
5.動物が隙間等に巣をつくる可能性がある。
6.太陽光パネルが台風などの強風で飛ぶ可能性がある。
7.火事が発生する可能性がある。
8.反射光で周りに迷惑をかける可能性がある。
9.売電収入20万円を超えなくても市・県民税を申告する必要がある。
10.屋根一体型の太陽光発電の場合は固定資産税が加算される。
11.太陽光パネルをつけたままでの屋根メンテナンスが難しい。
12.新築後、太陽光パネルが日陰になる可能性がある。
13.毎日の発電量が気になってしまう。(人による)
14.毎日太陽光パネルの状態が気になる。(人による)

こんなところですね。

ただデメリットはこれだけあるにしても、太陽光パネルを設置して、最初の方に書いた収入計算の通りにいけば毎月住宅ローン返済に役立ってくれるのは事実です。

しかし私の場合、高額な住宅ローンを組み生活する上で、少しでも金銭的不確定なものに手を出したくないというのが本音・・・(/・ω・)/。

これが私が太陽光発電をつけなかった一番の理由です。

設置後の維持費等がどれくらいかかるか分からないため、
最初に支払う太陽光パネル設置時の費用を回収できたから、元が取れたわけではない。
ということも付け加えておきます。

実際、最初の方に記載した太陽光シミュレーションに、上記デメリットの費用を加えてみると

太陽光発電設置費用 168万円[ローン利息含]
いずれ行う撤去の費用  15万円
屋根塗装時脱着費用   20万円(スレート屋根等の場合)
パワコン交換費用    20万
=223万円

これを毎月の売電収入+電気代節約分の11,000円で割ると16.89となり、約17年経たないと元が取り返せない計算になります。
さらにこれ以外予想される費用もあり、例えば保証期間終了後にパネルが故障したり、ハチの巣撤去に10万円などなど^^;

こんな一度に費用がかかる可能性があるのなら、電気代をちょこちょこ払っていった方がいい気がします。
売電価格だって10年後はどうなるかわからないので、一生元を取り返せないかもしれません。

ついでに言うとソーラーパネルを管理するのがめんどくさいです。
普段見ない屋根の上のことを気にしながら日常生活を送りたくありません。

 

もし設置していたら売電収入<維持管理費用&手間となり、後悔しながらソーラーパネルを乗せ続けないといけなかったかもしれません。
「後悔先に立たず」ですからね(~o~)

ということで結果、我が家は太陽光発電を設置しませんでした。

追記

近年、新築住宅については太陽光発電の設置義務化も考えられており、またそれと同時に太陽光発電設置に伴う補助金などの支援策も検討されています。

新築戸建て「6割に太陽光パネル」政府が2030年目標(朝日新聞)
第 2 回脱炭素社会に向けた住宅・建築物等の省エネ対策のあり方検討会での団体ヒアリング(PDFファイル)

現在売電価格は元が取れないほど値下がりしています。(2021年度は19円)
これからは蓄電池も併せて設置し、自宅で発電した分は売電せず自宅で全て使用するのが当たり前になっていくのかもしれません。

もしこれから太陽光発電をつけようとしている方には、こういったニュースにも敏感になり、より良いタイミングで設置されるよう願っております。

 

来年は2023年です。太陽光発電の状況や仕様もこれからさらに変わっていくでしょう~。
つけるべきか迷ってる方がいらっしゃったら、後悔のないよういろんな意見や情報を参考にして決めてくださいね。

太陽光発電メーカーのサイトだけ見てても真実は見つかりませんよ~。
本当のデメリットなんて書きませんから(/・ω・)/

最後に、、、筆者は太陽光発電全否定派ではありません。
もし、メリット(お金)>デメリット(費用)となるのが確実ならばいずれ私自身も付けるかもしれません。
当分その予定はありませんが、もし設置したらご報告致します~♪

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コメント

  1. 白あん より:

    長期保証で10年から15年付いてるので、地震以外の損傷や故障などは無償で対応してくれると聞いたんですが。それと、10年後に下がってもゼロ円にはならないと聞いてます。やるんだったら今年が最後のチャンスだと思う。

    • 田舎サラリーマンinakasarari-man より:

      >白あん様
      そうですね。各社長期保証がついてると思いますのでその期間内で、補償範囲内なら無料で対応してくれるはずです。

      でも、その期間を過ぎてしまったり、補償対象外のことが起きてしまったら自分で対応しなくてはいけなくなります。
      その費用がいくらかかかるのか分からないのが、私が太陽光発電を付けなかった理由ですね。

      なお、メーカー保証期間が終了しても、家の損害保険に加入していれば台風等でソーラーパネルが飛んで行っても保険金で補えます。
      でも、鳩の巣やハチの巣などの撤去費用等は、損害保険の補償対象外(補償対象の保険会社があれば教えてほしいです。)なので、その辺にかかる費用も未確定なのが困りもんですね。

      まぁ、全ての太陽光発電がそういうことになるわけではないので、施主がメリット、デメリットを全て知ったうえで設置するかしないかを決めるのが一番いいと思ってます♪

  2. ぼーち より:

    参考になりました、ありがとうございます^_^

  3. 匿名 より:

    売電収入の計算しかしてないけど、太陽光をつけることによって、電気代が安くなるじゃないですか?その費用対効果は計算されなかったんですか?

    • 田舎サラリーマン田舎サラリーマン より:

      >匿名様
      収支計算部分の「毎月平均11,000円」は記載の通り「電気代が安くなるのと、売電収入の合計」となっております。

      LIXILさんのサイトは分かりにくいところがあるため、ソーラーフロンティアさんのサイトで計算してみました。
      (2022年1月13日現在 シミュレーションページが削除されております。)

      条件「場所:東京 屋根:なだらかな傾斜 屋根の広さ:普通(約4kW) 屋根の方角:南向き ひと月の平均的な電気代:10,000円」

      結果は「太陽光発電システムの年間推定発電量は、4568kWhでした。あなたの場合、太陽光発電導入前の電気代は年間で約120,000円です。
      太陽光発電システムを導入すると日中は発電した電気をつかうので導入後の電気代は、年間推定約 71,900円まで下がることが期待できます。
      つまり 1年間で推定約 48,100円分の節約になります!さらに、使わず余った電気は売ることが出来ます。
      余剰電気が年間で約 2566kWhとすると、1kWhあたり26円で売電した場合売電収入は1年間で推定 66,700円になります。
      つまり、節約できた電気代48,100円余った電気を売って得た金額 66,700円を合計すると
      1年間で約 114,800円おトク
      になります!」
      というふうになりました。

      私が書いている収支より悪くなってますね(月平均約9,500円)。
      ちなみにこのシミュレーションは売電価格が26円になっているので、2021年度の19円にした場合さらに収支が悪化します。
      売電価格を19円で計算したときの売電収入は、(19円×2,566kWh=48,754円)となり節約できた電気代48,100円と売電金額を合計すると、96,854円となります。(月平均約8,071円)

  4. より:

    初めまして、今まさに新築または中古物件を探していて
    見に行った中古物件がパネルを乗っけていました
    不動産屋さんはまあ今乗っけてますと言えるから単に付加価値だけですと
    エアコン一台分の電力も補えないようです。

    新築も普通にパネルを勧められます
    田舎なのでそれほどでもありませんが。

    まだソーラーパネルで初めの頃から胡散臭いと思ってましたので

    こちらを拝見してやはり設置しないでおこうと思います。

    • 田舎サラリーマン田舎サラリーマン より:

      >桃さま
      エアコン一台分の電力も~の所は肯定も否定もしませんが、今(2021年9月現在)のタイミングで太陽光パネルを付けるのは、絶対にオススメできませんね。
      今は買電価格>売電価格のため、売電するより自己消費した方がお得です。
      (私が契約している電力会社の場合だと、平日昼間で買電1kWhあたり約26円となっています。)

      つまり、太陽光パネルだけ設置するのではなく、蓄電池も一緒に設置し自己消費していかないとパネルだけ設置したときに比べ確実に損します。
      しかし、蓄電池まで設置してしまうと初期費用がパネルだけと比べてさらに上がります。
      蓄電池の耐用年数まで考える必要があるため、先述の収支シミュレーションよりさらに複雑になりますね・・・(/・ω・)/

      現在国による補助金が検討中(戸建ての太陽光発電義務化に伴う)ということなので、それが決定した後に上記デメリット、収支シミュレーション、ZEHの補助金、自治体の補助金、蓄電池の補助金などなどを考慮して設置するのが一番だと思ってます。(・・・計算等がめんどそう(゜.゜)

      もちろん国による補助金が決定していない2021年9月現在では、私自身付けるべきではないと思ってます。

この記事を書いた人
田舎サラリーマン

 2018年にユニバーサルホームの家を建て、子育てしながらのんびり生活中。
 家づくりのことや生活、子育てに役立つ情報等を発信しています。
 取得資格[行政書士・宅地建物取引士・FP2級]