注文住宅(ユニバーサルホーム)の間取りを自作した話

契約HM間取り

我が家の間取りは私「田舎サラリーマン」が主になって考えました。
特に建築関係の知識・資格はもっておらず、自分でAndroidアプリにて作成したものをユニバーサルホームの担当者に見ていただき、打ち合わせまでに修正してもらって一緒に検討する形を繰り返しました。

普通の人なら「こだわり」をハウスメーカーの担当者に伝えて、予算等と相談しながら妥協していったりすると思われますが、それだと時間がかかりそうだったので出来る限りことを自分で行ってます。

ちなみにユニバーサルホームの担当者に聞いたら
「自分で間取りを作成される方はほとんどいません」ということでした(笑

 

今回は間取りを考え始めた時期から、注文住宅の間取り決定までのことをお話しします~。

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新築の間取りに対する私の希望

まず最初に、私が間取りに対して望んでいたもの一覧です。
最終的に妥協したものもあります。

1.4LDKで1階に和室あり
2.ペットが居るため、土間と勝手口が必要
3.夫の部屋はトレーニング用器具を置くので、広めに
4.トイレは1階、2階にそれぞれ設置
5.布団を干すため、2階にバルコニーが必須
6.収納は普通程度
7.LDKは16帖以上
8.1階トイレはLDKとくっ付けない
9.南側玄関
10.リビング階段
11.総二階

こんな感じですね~。

なお明るさと引き換えに寒さと光熱費がアップし2階の延べ面積が減るので、「吹き抜け」は希望しませんでした。

ユニバーサルホームとの最初の間取り打ち合わせ

間取りについてはハウスメーカー決定前から考えてたことで、桧家住宅のカタログを見ながら夫婦で話し合ったりしてました。

「この間取りって日当たりよさそうよね~♪」とか「ここの収納はいらなくない?」みたいな感じで。
新築のことを考えるうえで一番楽しいって思えることでしたね~(‘ω’)

なので、最初の間取り打ち合わせ前に理想の間取りができ上がっており、それをユニバーサルホームの担当者に渡して、打ち合わせ当日までに仕上げてもらいました。
「改善部分があったら、適当に変えてください」って言ったのにそのまま出てきたのはビックリしましたけど(笑

なお最初の打ち合わせ時に作った間取りは、ユニバーサルホームのホームページにあった間取りを真似て作ったものです。

その間取りが↓になります~。

ユニバーサルホームの1F間取り案

ユニバーサルホームの2F間取り案

1階は私が考えたもので、2階は適当に作っていただきました。

一応、1階だけの特徴を書くと

・ウチにはペット(スピッツ犬)が居るので土間を作ります。北側勝手口前が土間です。
・キッチン横に収納を設けました。
・リビング階段です。
・玄関から和室へ直で行けるため、お客さんが来た時はそのままお通しできます。

なお、初めて作った間取りだったので今見たら悪いところもあります。

・勝手口があるので、土間の横に冷蔵庫や収納棚等を置けない。
・キッチンのコンロ前に冷蔵庫を置くので、ダイニングやリビングから物を取りに行くときに遠い。
・階段が収納の上にくるため、和室の収納が狭くなる。

ま、最初だしこんなもんかなと。
作ってもらった2階も廊下が長く、あまりピンと来ませんでした。

それで重要な建物本体価格はというと、

19,507,789円(税込)・・・(‘Д’)高い

実は見積もり貰った段階で、建物本体以外にかかる費用を独自に見積もってたんですよね。

土地の造成工事や外構工事などを含めて800万円以上かかる予定。
なので予算2,500万円に抑えるためには、建物本体を1,700万円以内に収めないといけません。

上記間取りの延べ面積が約38.2坪なので、「32坪ぐらいに間取りを抑えれば予算内に収まるだろう」と思い、次の打ち合わせ日時を決めて帰りました。

新築の間取りを自作してみた

打ち合わせ後、暇を見つけてはずっと間取りを作成してました。
1つ作るのに1時間以上かかったものも。

1階の間取りが決まらないと2階の間取りも決まらないと思ってたので、とりあえず1階の間取りを大量に作成。
全部で30個ぐらいは作ったかもしれません。

延べ面積を32坪にするという目標を掲げていろいろ作っていったんですが、やっぱり難しかったですね~。いくつか紹介しときます。

面積を最小限に抑えた間取り

面積を最小限に抑えた1階の間取り

左側の正方形部分は和室になります。

実際この間取りで建築した場合、玄関のポーチ部分が飛び出てきます。
ただ、総面積は32坪以下になるので「予算的にちょうどよくなるのかな」と思って作成してみました。

LDKの面積は縦7m×横3.5m=約14.8帖
いきなりLDKの広さを妥協しております。

収納は階段下に、和室の押入れ1.5㎡分だけです。


この間取りは妻にすぐ却下されました。理由は

・和室とLDKが繋がっていないため、寝ている子どもの声が聞こえにくくなる。
(和室は子どもが大きくなるまで、嫁さんと子どもの寝室になります。)
・お風呂の隣を和室にしたくない。

収納も少なすぎたので仕方ないかなと・・・(*_*)

モデルハウスを参考にした間取り

モデルハウスを参考にした1階の間取り

LDKの面積は7m×4m=約17帖

ユニバーサルホームのモデルハウスを真似て作りました。面積は約36坪になります。
キッチンを縦に設置したのが特徴的で、和室部分も繋がっておりとても広く感じます。
また、リビングに階段下収納を設けられます。

リビング階段ではないけど、LDKを通らないと二階に行けません。
なので家に帰って来たら、必然的に家族の顔を見る機会が増えます♪


私的には気に入ったんですが、妻に却下されました。
リビングの東側に窓がないため、部屋が暗くなるからとのこと(*_*)

新居に引っ越した後でもこの間取りは気に入ってます(笑

実例を参考にした間取り

最初の打ち合わせ際、参考になるかもということでユニバーサルホームから頂いた間取りの実例がこれ。
実際この間取りで家を建てた方がいらっしゃるということですね。

ユニバーサルホームの実例間取り

参考にして作った間取りがこれ↓。

間取りの実例を見て参考にして作った1階間取り

実例と違うのは玄関の向きを南側にして、和室を西側に持ってきました。
総面積は約36坪で、こちらの間取りも玄関のポーチ部分が飛び出ます。

玄関とリビングの間の扉を開き戸にしてますが、リビング側に物が置けなくなるので引き戸の方がいいですね。


洗面所横の階段下に勝手口がついてます。階段下をペット用の土間にしようとしたんですが、こういう作り方はできないと担当者に言われました。
階段下の扉は強度的に付けられないとのことです。

和室も西日しか当たらないので、妻からも却下されました(/・ω・)/

自分で間取りを作ってみて分かったこと

面積を最小限に抑えた最初の例で約32坪なんですよね。
ということは、総二階で32坪以内に抑えるのは相当妥協しないと無理(/・ω・)/
この辺で予算2,500万以内に収めることを諦めました。

だって、キッチンを壁側にくっ付けたり、和室をなくしたりしない限り面積は抑えられなかったし・・・(*_*)
一生住む家になる予定なので、さすがにそこは妥協したくありませんでした。

ユニバーサルホームとの最後の間取り打ち合わせ

最後に自作した間取り

モデルハウスや住宅見学会に行き、いろいろ夫婦で話し合い、総合的に判断し自作した間取りがこちらになります。

最後に自作した1階の間取図

最後に自作した2階の間取図

最初の間取りとあまり変わりません。
LDKを東側にもってくることでお日様が最大限に当たるようにしてます。

〼は全て収納です。
1階の和室部分が縦長になってますが、面積的には尺モジュールの4.5帖とほとんど変わりません。
LDKも横幅4mが途中から狭くなり、3.5mになってます。

自分たちで幅などを測り、感覚的に大丈夫かどうかを調べました。
費用を抑えるため、妥協できるところは妥協しようとがんばった結果です。

収納も、玄関から廊下にかけて3つあり、和室やLDKにも作りました。
なお、リビング階段は寒いので不採用に。

 

この間取りをユニバーサルホームの担当者に送り、打ち合わせまでにちゃんとしたソフトで作ってもらうよう伝えました。

打ち合わせ時に出来上がった間取り

打ち合わせ時に出来上がった間取りがこれです~。

勝手にカスタマイズされた1階の間取り

勝手にカスタマイズされた2階の間取り

「えっ全然違うじゃん!?」
どうやら勝手にカスタマイズされた模様(笑

 

ただ、1階の間取りを妻が気に入ってしまい、その場で1階の間取りは決定しました。

この時はちょっとショックでしたね~。
今まで必死に間取りを考えてたのは何だったんだろうって(+_+)
まぁ、どう考えてもLDKと和室は広い方がいいので仕方ないのかな(笑

2階はさすがにこれじゃイヤだったので、自作した2階を真似て作ってもらいました。

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最終的に決定した間取り

さらにいろいろ調整して最終的に決まった間取りがこちら。

総二階、延べ面積122㎡=約37坪
(建物本体価格等はこちらの記事へ)

1階の洗面所がちょっと変わりました。窓の位置や大きさも一部変更。
土間は結局作りませんでした。飼っているペットは玄関に入れてます(‘ω’)ノ

2階は、自作した間取りより面積が広くなったので、収納の位置を変えました。
廊下を削って部屋を大きくすることも考えましたが、大きい廊下も歩きやすいのかなと思いそのままにしてあります。
WICのある部屋が妻の部屋、縦長の広い部屋が私の部屋です。
2階の一部をバルコニーにはせず、アルミバルコニーを設置することにしました。

最初に希望と違ったのは土間とリビング階段だけでしたね。
概ね希望通りとなり満足です♪

注文住宅の間取りを自作しようと思った理由

最後余談になりますが、私が新築の間取りを自作しようと思った理由を書いときます~。

納得する間取りを作りたかった

最初に書いたように、通常ならハウスメーカーの人が作ったベースの間取りを、打ち合わせしながらちょっとずつ変更していくと思います。

私の場合は、自分で作成した方が間取りに対して考える時間がとれるので、納得する間取りができそうって思ったからです。

自分で間取りを作成すると、その間取りを見ながら頭の中でシミュレーションができます。
和室とリビングは繋がってた方が広く感じるだろうなとか、ここを収納にすると便利だなとか・・・。

作った間取りを夫婦で見ながら、その場で話し合うこともできますからね♪

間取りの打ち合わせに時間がかかりすぎる

私たちみたいに共働きの場合、平日休めないため土日に打ち合わせを行いますよね~。
そうすると、最低一週間は待たないといけなくなります。

一週間待ったところで担当者が作っている間取りは多くて3つぐらい。
で、納得しなかった場合はまた作り直してもらうため、さらに次の週へ・・・^^;

こういうことの繰り返しで、時間だけが過ぎて行きそうな気がしたんですよね。

 

我が家の場合は約1か月(打ち合わせ3回)でベースの間取りが決まったんですが、3か月ぐらいかかってたらイライラしてたかも(笑
やっぱり打ち合わせ以外の時に、考える時間があると早く決まりますね(/・ω・)/

間取り作成が意外と簡単

私が作った間取りは間取りー図というアンドロイド用アプリで作成しております。

パソコンの方がキレイに作れたんですが、操作が逆にめんどくさかったり、自宅でしか作れなかったりという制約がありました。
スマホの場合だと、操作も簡単で会社の休憩時間でも作れるようになります。
まぁ、機能的に不完全な部分もありますけど・・・(/・ω・)/

結構楽しいので皆さんも一度触ってみたらいいですよ~。
操作も簡単なので間取りで悩んでる方は是非間取りー図(Androidのみ)で作成することをオススメします!

間取り作りに役立ったもの

「間取り集」でググると結構出てきます。ミサワホームさんとか。

ただ、ほとんどが尺モジュールの間取りなので、メーターモジュールの間取り作りにはあまり役に立ちませんでした。
尺モジュールの間取りをそのまま採用すると、ほとんど40坪超えてきますので(-“-)

今考えると、ユニバーサルホームの「1000のひらめき」ばっかり見てましたね(笑
私と同じく、メーターモジュールで家を造ろうとされている方は一度見てみてください^^b
役に立つと思いますよ~。

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この記事を書いた人
田舎サラリーマン

 2018年にユニバーサルホームの家を建て、子育てしながらのんびり生活中。
 家づくりのことや生活、子育てに役立つ情報等を発信しています。
 取得資格[行政書士・宅地建物取引士・FP2級]