[後悔する?]ユニバーサルホームのメリットとデメリット[施主が教えます]

契約HM

ブログのタイトル通り、私はユニバーサルホームで家を建てました。
既に新居に暮らして数年経ったので、ユニバーサルホームの良い点や悪い点がいろいろ分かってくるようになりました。

一部は家を建てる前に知ってたこともありますけどね。

 

今回は、ユニバーサルホームで家を建てようか迷っている人のために、ユニバーサルホームで家を建てる時のメリット、デメリットについて体験談を交えて記載します。

ユニバーサルホームで家を建てて後悔しないよう、デメリット等も十二分に検討されたうえで新築されることをオススメします。

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ユニバーサルホームのメリット

床暖房が標準装備

ユニバーサルホーム自身が最も推されているものです。
なんと、床暖房が標準設備になっております。

私がユニバーサルホームで建てるのを決めた一つの理由でもありますね~。

ユニバーサルホームの床暖房は「地熱床暖房」といい、簡単に説明すると

地面から床までの空間をなくすため、床下に砂利を敷き詰めコンクリートで覆います。そのコンクリートに加熱可能な液体の入ったパイプを入れ、それを暖めることにより一階床全体を暖めるっていうシステム(SRC基礎ともいいます。)

実際の我が家の建築中基礎が下画像になります。基礎を暖める用のパイプが通っているのが分かりますね~。
この状態だとパイプがむき出しなため、さらにコンクリ等を流し込んで蓋をします。

ユニバーサルホーム基礎

地熱床システム

もちろんこの地熱床暖房、その名の通り1階にしか設置できません。
2階には基礎がありませんから。

それでも床暖房があるのとないのじゃ冬の生活が全然違います。
一日中ずーっと家の中が暖かいのは、天国ですね。
また2階には床暖房はありませんが、1階が暖かいおかげで2階も暖まり快適に過ごせてます♪
(もちろん1階に比べたら寒いです)

一番感動したのは風呂上がりにドアを開けた時、洗面台の鏡が曇らないこと(笑
どこも暖かいからこういう体験ができます。

その代わり、貸家に住んでいた時と違ってキンキンに冷えた手足が温まっていく感じはなくなりました。
あれはあれで気持ちよかったんですけどね(笑

ちなみにこの記事を書いたのは12月下旬なんですが、靴下なし、ハーフパンツ、フリース袖めくりといった服装。ホント暖かくて最高です♪

地震に強い

基礎から床下までコンクリートで覆われているため、基礎部分がベタ基礎と比べてしっかりしてます。土台が揺れにくいってことですね♪

2004年に発生した「新潟県中越地震」においても、倒壊、半壊ともに0件と地震に対する強さが備わっているのが分かります。

2004年10月23日に発生した新潟県中越地震は住家被害が約17,000件でした。あれだけ被害の大きかった阪神・淡路大震災よりも新潟県中越地震の方が地震規模が大きかったにも関わらず、ユニバーサルホームの住宅は被災地において倒壊、半壊ともに「0」でした。 ユニバーサルホームの家は地震に強い安全・安心な住まいを実現しております。
ユニバーサルホームのサイトより引用

ちなみに我が家は、これでも心配だったので制震装置も施主支給して付けました。

水害に強い

ユニバーサルホームのサイトに実際、津波により被災した建物の写真が載ってます。
床下が重いコンクリで出来ていて空間がないため、水による浮力の影響が少なく津波で家が流されなかったとか。
周りがガレキだらけの中、一見無傷のように建っているためかなり印象に残りますね~。

 

また私の場合、家を建てた隣の実家が30年ほど前床下浸水の被害に遭いました。

一般の住宅だと床下空間の通気のため基礎部分に通気口があり、水害時にはその通気口から水が入ってきて浸水してしまうんですよね~。
もし床下浸水の被害に遭った場合は、水抜き、換気、消毒などの手間や費用がかかってきます。
そのまま放置しているとカビ等で床下がヤバいことになりますから^^;

しかもこの床下浸水、住宅火災保険がほとんどの場合で支払対象となりません。
床上まで水が浸水しないと支払えないということですね。

これに比べてユニバーサルホームの場合だと、通気口がないので床下浸水が発生しないんです。
つまり床の高さギリギリまでは水が来ても大丈夫!ってことですね。

さすがに床上浸水した場合はどうしようもないですけど(*´Д`)

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電気代が意外と安い

地熱床暖房のため床下パイプで1階全体を暖めるんですが、もちろん電気を使います。

結構高いんだろうな・・・って思って、営業さんに電気代のことを聞いてみました。
(担当者さんは自宅をユニバーサルホームで建てたそうです。)

2階建ての延べ面積40坪、4LDKで電気代月平均15,000円だそうです!意外と安い!

2017年10月現在、貸家であるウチの光熱費は
電気代9,000円+ガス代2,500円+灯油代3,500円=15,000円
なので、家を建てたあとも光熱費は変わらない予定です。あくまで予定ですが・・・”(-“”-)”

ただネットで調べると、地熱床暖房だけで一日200円超えてたりする人もいるみたいなので、やっぱり使いようですかね~”(-“”-)”

っとここまでが、建築中に調べたことや経験なんですが、新居に引っ越したあとの実際の電気代は
月平均13,000円~14,000円とやはりそこまで高くありませんでした。
貸家に住んでた頃と比べて約2,000円ほど安くなった印象ですね。
ただし、これはオール電化に変わったことも影響してます。

・・・しかしこの電気代、高いと思うのか低く感じるのかは人によって様々です。
私自身は貸家に住んでいた時の光熱費と比べて「安い」と思っているんですが、中にはこの記事を見て「高い!」って思う人もいるかもしれませんね。
ま、人それぞれってことで(/・ω・)/

なお地熱床暖房の電気代については、別記事にかなり詳しく載せてますので、よろしければ見てみてください。

シロアリに強い

普通の家と比べ床下がなくコンクリートで覆ってしまうので、シロアリが入り込む隙間等はありません。
家を建てる前は「基礎全体を暖めるので、シロアリが寄ってくる」等ネットの情報に私も惑わされ、大丈夫かなと心配したりもしました。

しかし実際床暖房を稼働させてみると、外の基礎部分は全く暖かくありません。
よくよく考えてみるとコンクリートを食べる虫なんて聞いたこともありません。

ということで、床下があるハウスメーカーと比べシロアリに強いと言えるでしょう(/・ω・)/

ただ、建物自体は木造です。
屋根や柱は他の木造ハウスメーカーと変わりはないため、シロアリを防ぐためのメンテナンスは必要ですね。
実際は下の保証図のようにユニバーサルホームが防蟻処理をされるようです。
(我が家はまだ5年目を迎えていないため、一回目の処理を終えていません。)

ユニバーサルホームの公式より引用

ユニバーサルホームの点検

家の中が乾燥しない

引っ越す前は、石油ヒーターやエアコンを使って冬の間は暮らしてたんですが、やはり部屋の中が乾燥してきます。
おかげで、春になるまでずっと手荒れや唇のひび割れに悩まされてたんですが、ユニバーサルホームの家に引っ越してからはそんなことがほとんどなくなりました。

ほとんど床暖房だけで暮らしているため、空気が乾燥しないんですよね~。

物凄い寒い日等はエアコンを使ったりすることもありますが、数十分暖めると十分な暑さになるため、その後スイッチOFFにしても数時間は暖かさが保てます。

我が家の冬の間の湿度は40%~55%となっており、加湿器等も使うことがなくなりました。

床暖房稼働後の家の温度・湿度を調べた記事もこちら。
[ユニバーサルホーム]床暖房の電気代は?ブログ主宅の光熱費・仕様・使い方を公開

冬でも素足で生活できる

家づくりの途中、特に印象に残ったのがユニバーサルホームの完成見学会後に自宅(築40年の貸家)へ帰ってきた時、家の中が寒いこと寒いこと・・・。

貸家に住んでいた時は床が大変冷たく、裸足で生活できませんでした。
当時は常に靴下&スリッパを履いてましたね~。

新築に引っ越した今でも足の裏に埃がつくので、スリッパは履いているんですが、子供は常に素足です。

洗面所床のタイルの上に立っていても「冷たい~!」って言うことがなくなったため、生活しやすくなりました♪

ユニバーサルホームのデメリット

ここからはメリットより重要なデメリットです。
後悔しないよう、デメリットも十分わかったうえでユニバーサルホームで家を建てるのか考えましょう~。

配管のメンテナンスができない

一部の配管部は床下コンクリート内に埋もれてしまうので、この部分はどうしてもメンテナンスが不能となります。
なので埋もれている部分の配管に亀裂が入ったり破断した場合は・・・^^;

とはいっても、こういうことが起こったりするのはほぼ大地震の時ぐらいですね。

ただ、大地震のせいで水が出なくなったり、排水できなくなったりした場合、これが原因で復旧が難しいとなるとやっぱり困りますね。
もし配管を修理、入れ替えとなると場所によっては家の基礎部分を壊す必要がありますし・・・。

私が一番、ユニバーサルホームでデメリットに感じている点です。

野菜などをその辺に置けない

前住んでいた貸家では、キッチンの上やダイニングの床あたりに貰った野菜を置いてたりしてました。
白菜など結構大きいものを冷蔵庫に入れたら、他の野菜が入らなくなってしまうんですよね。
家の中が寒いからこういったことができてました(/・ω・)/

地熱床暖房を使用すると1階全体が暖かいので、上記のようなことができなくなります。
野菜などをその辺に置いておくと、腐るのが早くなったりするわけですね。
人によっては収納場所に困るかも。

我が家の場合、冬の間冷蔵庫に入りきれなくなったものはクーラーボックスに入れて勝手口外に置いてます。

床下収納を造ることができない

まぁ、床下の空間がないから当たり前なんですが・・・。

前、貸家には床下収納がありましたがほとんど使ってませんでした。
だって物を取るときめんどいし、埃が溜まりやすいですからね~。

床下収納の代わりとなる収納を設置すればいいだけですね。

床が硬い

我が家は床材を無垢材にしたんですが、床下がコンクリートのため、やっぱり床が硬いです。
子どもが素足で歩くとバチンバチンいいますね~。

筆者自身も引き渡し後一週間は床が硬くて、腰が痛いような気がしてたんですが3か月も経つと気にならなくなりました。
腰が痛くなるのは床のせいではなかったということです(笑

なおユニバーサルホームにはこういった床が硬いと思う方に対して、クッション材を用いたフローリング床材も標準装備されておりますので、ご心配なく。

中途半端な寒さで地熱床暖房を使用すると暑くなる

これはユニバーサルホームの完成見学会で、初体験しております。

外気温が10度ぐらいで、強めの風が吹いてる時に行ったんですが、家の中に入って一時したら汗を掻いてきました(笑
部屋の中を歩いてたりしたのもありますが、ちょっと暑かったですね。(夫婦とも痩せ形)

地熱床暖房のシステム上、一度暖めてしまうと冷めるまでに時間がかかります。
無駄に熱くしてしまうと電気代もその分かかるし、冬なのに半袖で過ごす羽目になります。

温度調節はできるので、間違って高めに設定しないよう気を付けたいですね。

ちなみに我が家の場合も、冬に差し掛かった11月中旬頃、温度設定をミスしてよく半袖で過ごしたり(/・ω・)/
鍋をしてるときなどは特に暑く、窓を開けながら熱気を逃がしたりしてますね~(笑
贅沢な悩みです。

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床暖房で部屋を暖めるのに時間がかかる

床暖房は基礎を暖めて家の中を暖かくしているので、ヒーターやエアコンなどの他暖房器具等と比べるとどうしても暖めるのが遅いです。
スイッチを付けたら10分後には暖かくなるといったことはできません。

我が家の場合も毎シーズン、かなり寒くなる2日前から床暖房を稼働させ、当日に間に合わせるといった使用方法を続けています。
なので、冬になったら気温に関して敏感になっておかなくてはいけません。

まぁ、本格的に暖まるまで他暖房器具で過ごすといった方法もありますけどね。
我が家も床暖房を稼働させるほど寒くない時は、朝だけエアコンをつけることもあります。

天気・気温の様子をみてから床暖房を本格的に稼働するといった具合ですね♪

心地良すぎて眠くなる

とても寒い時って足先の感覚がなくなる時がありますよね~。
そういった時に床の上に立つと、足先がジンジンして気持ちよくなってきます。

家全体がコタツみたいな感じ・・・は言い過ぎかもしれませんが、実際冬にご飯を食べた後はソファーの上でそのまま横になることが多くなりました。

仕事終わりにこんな暖かい家に帰ってきたら、気が抜けて毎回眠くなります。

床暖房をONにするときは、ちょっとだけ室内が寒いぐらいに設定してた方がいいのかもしれません。

畳にカビが生える

これも実際私が経験しました。

家を建てる前にネットで「地熱床システムはカビが生えやすい」と口コミを見たため、「そんなことありませんよ~^^b」というブログ記事を書こうと畳を剥がしたところ、見事にカビが生えているではありませんか・・・(笑

畳裏のカビ

建物引渡しの時に「引渡し後の2週間、引っ越さずにずっと家を放置されていた施主様のお宅の畳がカビだらけでした。」という、ユニバーサルホームの担当者の言葉を聞いたとき、イヤな予感がしてたんですよね~。
現在は定期的(4か月に一回ほど)に畳を剥がして干しているため、カビは生えなくなりました。

ただし、この件に限ってはユニバーサルホームのデメリットではなく我が家だけに限ったことなのかも
家の環境にも影響するので、他のハウスメーカーで建てていたとしても、同じくカビが生えていたかもしれませんからね~。

なお、カビを恐れている方は我が家みたいなイ草の畳表ではなく和紙畳(オプション)をオススメ致します。
我が家も畳替えの時には和紙畳に変更する予定です。

こちらにも詳しく書いてますので、よければどうぞ^^ノ
[地熱床システム]畳の裏にカビが発生!行った掃除方法と対策

ゴミ箱が臭くなる

キッチン横のタイル上にゴミ箱を置いているんですが、どうしてもこれも暖まってしまうため、生ごみ等を入れておくと臭くなってきます。

貸家に住んでた時は、エアコンを消すとすぐに冷え切ってたので、こういうことはなかったんですけど。
一日中家の中が暖かいことの弊害になりますね~。

床暖房稼働している間はゴミ箱をキャスター上に乗せておくと、直で暖められなくて済むため少しは気休めになります。

ま、それでも夏に比べたら臭いは全然マシですね(笑

地熱床システムはユニバーサルホーム以外で施行不可(例外あり)

この地熱床システム(SRC基礎)と呼ばれるものですが、特許?を取ってあるからなのか普通の工務店では施工できません。
他のハウスメーカーでSRC基礎にしてもらったら金額が安くなるだろうと思い、地元工務店に聞いてみたんですが「できません」と言われました。

おかげで他の業者から、相見積もりする予定でしたが不可能になりました( ゚Д゚)

もしこの地熱床システムに惚れ込んで家を建てたい場合は、ユニバーサルホームかその特許を使用している工務店以外では建てられないっていうことですね。
・・・デメリットではないかもしれませんが、念のため書いときます♪

ちなみに特許を持っているのは「株式会社 八洲」。
現在特許は満了しているようですが、どちらにしてもSRC基礎を採用している工務店は少ないです。

なお、こちらにSRC基礎施工可能なビルダーが載っておりますので、参考にどうぞ。

屋根の標準仕様がコロニアルクァッドのみ

これはデメリットに書くか迷いましたが、念のため。

ユニバーサルホームの場合、屋根の標準仕様はコロニアルクァッドのみとなっております。
(※施工店によっては違うかもしれません。)

私が実際に見積りを作っていただいたタマホームは瓦なども標準仕様となっており、ちょっと他ハウスメーカーに比べて劣っている点かなと思います。

地熱床暖房が標準仕様なので、初期の本体価格をできるだけ他ハウスメーカーと同等ぐらいにするためには仕方ないのかもしれません。

ちなみに我が家も屋根瓦を見積もってもらいましたが、建築面積約18坪で約100万円かかるとのこと。
予算の都合上「瓦」にはせず、コロニアルグラッサで妥協しております。

貯金がたまってきた今では、瓦にしておいたほうが良かったなと若干後悔してます(笑

ユニバーサルホームのメリットとデメリットまとめ

以上、地熱床暖房のメリットとデメリットを書いてみました。

いくつかのデメリットはユニバーサルホームの家に住み始めて分かったことになりますが、それでもやはり「ユニバーサルホームの家を建てて良かった!」と今でも感じております。
とりあえず「ユニバーサルホーム家を建てて後悔してます・・・。」といったことは、今のところありません。

もし今後後悔するとしたら先述したとおり、大地震で配管が破断し、修理不能により家に住めなくなったとかでしょうね~。

そうなった場合私も「後悔するからユニバーサルホームで家を建てるのはやめたほうがいい」とか言い出すかも(笑
ま、そうならないよう願っておきます(‘Д’)

(配管が破断するほどひどい地震が来たら、どこのハウスメーカーでも、ただじゃ済まない気もしますが(*_*))


今この記事を見ていて、ユニバーサルホームに興味を持たれている方もおられると思います。

しかし床暖房を体験できるのは寒くなった今(冬)しかありません。

建てるハウスメーカーを迷われている方は、是非モデルハウスに行ってみることをオススメします!
(私はユニバーサルホームの回し者ではありません。)

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コメント

この記事を書いた人
田舎サラリーマン

 2018年にユニバーサルホームの家を建て、子育てしながらのんびり生活中。
 家づくりのことや生活、子育てに役立つ情報等を発信しています。
 取得資格[行政書士・宅地建物取引士・FP2級]